感想
直泰くんのピノキオピーの感想ブログを読んで感動したので、自分も久しぶりにブログを書くことにした。
正直な感想を書くと心の内側が丸出しになるし、文章力も問われる。他のファンの人達と争いが起こることもあるかもしれない。
このように色々と大変なので、自分はだいたいなんでも「すごい!」「最高!」とかの二〜三文字で感想を終えてしまうことが多く、感受性や文章能力が死んでしまっている可能性があるので、ためしてみようと思います
さて何を書くかというと、直泰くんのパクりでピノキオピーの曲の感想なんだけど…すいません
ピノキオピー
「eight hundred」http://www.youtube.com/watch?v=2trNXrUuGrs
ピノキオピーを初めて知ったのは百化という創作グループの【音-oto】というpvだったかな
その時はすげーかっこいい人達がいるなー。ぐらいにしか認識できてなかったんだけども「なっとくP」こと、けつのあなカラーボーイのkagemさんが書かれた凄く熱量のあるボカロの記事やピノキオピーについての記事を読んで、色々遡って聴いているうちに自分もすっかりファンになってしまいました
自分は、物語というかメッセージを「白黒灰色」で判断することが多く、4コマを描くときもだいたいこれに当てはめて描いている。
すごく単純な三色かもしれないけど、世界のほとんどは、この単純な三色でできているような気がする。
4コマと歌の共通点を無理矢理にでも見つけるしたら「短い時間の中で、ハッとさせる」みたいなことなんじゃないだろうか。
それだけに、表現がやたらと刺激的になってしまったり、薄っぺらなのにメッセージ性がやたら強い、アンバランスなものになってしまったり、そうゆう主張のさじかげんがすごく難しいと思う。毎日描いてるのに全然うまくならない
eight hundredに話を戻す。
聴いてもらえばわかるけど
この歌は
「白」→「黒」→「灰色」の三部構成になっている。
嘘を用いることで
「反転した白(黒)」→「反転した黒(白)」→「灰色」
ともとれる。
言葉はすごくわかりやすいものが選ばれ、主題も明快だ。
それでいて押し売り感は全然ない。全体のイメージはとがっているのにふんわりとした、不思議な綿アメのようだ。
生と死というテーマは、ともすればすごく安直なものになってしまうけど、キャラの背景をギリギリまで簡略化しているのと巧みな言葉選びや場面設定で、単純に「あなたが死んで悲しい。つらい。だけど強く生きていく」みたいになっていないのがすごくて。
灰色という不確定な箱に、世界と自分の未来を詰め込んで、この歌は終わってしまう。
解釈としてどちらともとれるのがたまらない
どちらともとれる表現が俺は好きなんだけど、ここまで見事にまとめられると唸ってしまう
あと、歌の終盤でアーーーーーとなるのもたまらない。俺は歌の終盤でアーーーーーとなるのが好きなので…
死について歌われながら、バックで終始アーメンが鳴り響いてるのも最高だ。
最高を使ってしまった
最高を使わないで感想を言うのは難しい
(アーメンブレイクについては各自検索してみてください)
タイトルは直接的には「嘘八百」から取られているのだろうけど「ウソ・エイト・オーオー」を思い出す人も多いだろう
藤子F不二雄も白と黒と灰色を使う達人だったと思うので、何かのインタビューでピノキオピーがF短編集に触れていたのはすごく嬉しかった
長くなりました。
以上です。
ピノキオピーおすすめです